ずっと君だけを愛してるよ。②【SC】 (ページ11)

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当日

prrrrprrrrrr

朝、鳴り響く着信音で目が覚める

相変わらず後ろから私を抱き締めて寝てるスンチョルに回された腕に力が入り、強く私を抱き締める

SC「………ん゛ん」

「ん…ふぁ…すんちょら…？電話鳴ってるよ…」

SC「ん゛〜〜…誰だよ朝から……」

目を閉じたまま手探りでスマホを探しているスンチョルに向かい合うように寝返りを打って胸板に顔を埋める

SC「………はい、もしもし」

寝起きで少し掠れた声を出しながら私の首の後ろに片手を這わせ親指でさすられくすぐったい

HS『もしもしスンチョリヒョン？

今日休みの所悪いけどダンスの微調節入ったからさ

その確認しに来て欲しいんだけど』

電話越しにホシの声が聞こえてそこで私はハッと意識が完全に覚醒する

SC「………今日じゃないと駄目なやつ？」

HS『もう皆来てるんだよ

スンチョリヒョンが今日休みだから呼ぶの迷って、結局一番最後に掛けたんだ』

SC「………………………分かったよ」

HS『じゃあそういうことだから早めに来て』

そこで通話が終了する音が聞こえる

メンバー全員が来てるとなると自分が行かないわけにはいかないのか渋々OKを出したスンチョル

まだ眠いせいか休みなのに呼び出されたせいか眉間に皺を寄せたままだ

SC「あ゛〜〜〜A〜〜〜……」

「ちょ、苦しい苦しい息できないよもう少し力緩めて」

まあまあな強さでぎゅっと包み込むように抱き締められる

スンチョルに抱き締められるのは好きだけど流石に窒息する

「練習行くんでしょ？みんな待ってるんだし急いで行かないと」

SC「………俺Aと一緒にいたいよ

Aは俺と一緒にいたくないの？早く行ってほしい？」

やばいやばいメンヘラみたいになってる

SC「ねえなんか俺に言わないといけないことあるでしょ」

「さ、さぁ…なんのことだかさっぱり……」

SC「俺今日誕生日だよ、おめでとうは？」

「何言ってるの？誕生日じゃないよ」

SC「…え？いや、誕生「誕生日じゃないってば」え？今日何日？？」

「8日だけど」

SC「やっぱ間違ってないよ、ねえAおめでとうは？」

早くスンチョルを練習に行かせないとメンバー(主にジョンハン)にキレられちゃう！！！！

「いいから早く行ってってば〜〜〜！」

SC「うわっなんだよ急に

…い、痛い痛い！分かったから！俺をベッドから落とそうとするな！」