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君を知ったのは ページ1
(一作目の第14話 大丈夫の背景)
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SC side
俺は練習生で毎日レッスンを受けながら学校にも通っている
時の流れは早いものでそんな生活を続けていつの間にか二年経っていた
デビューのため日々練習に追われる俺に恋愛する時間なんて勿論なくて
そもそも誰かと付き合った所で
まともに時間が取れない俺は相手から振られるのも時間の問題だ
恋愛するにはあまりにも障壁が多い
好きな人もいなければ気になる人もいないし
特別恋愛したいわけでもないから告白されてもずっと断り続けていた
．
．
．
学校帰り、レッスンに向かう途中
レッスンの休憩の時に食べるご飯を買おうと
コンビニに入って買い物をしていた
無事買い物が終わって外に出ようとすると
影に隠れて見えなかった人と勢いよくぶつかってしまった
SC「あ、すみませ……」
思わず目を見張る
指通りの良さそうな艶のあるサラリとした髪
大きな瞳に上向きの長いまつ毛
血色感があり柔らかそうな唇
透き通るような白い肌
そのどれもが俺の目を奪った
こんなに綺麗な子がいるのか、そう思った
それがAとの出逢い
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月26日 16時
