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「っはあ、はあっはあ……」
無我夢中で走りすぎて自分の現在地が分からなくなってしまった
というかスンチョル置いてきちゃったし
あああ掴まるものが何もない……
とりあえず走り疲れたしどこか隠れられそうな場所に入って
自分を抱きしめながらしゃがみ込む
「(うううスンチョルの馬鹿…私から離れるなんて…)」
離れたのは当然私なのだがこの際もう関係ない
とりあえず全部スンチョルのせいにしなきゃやってられない
「(スンチョルがお化け屋敷に入ろうとかいうから…
スンチョルが私から離れるから…
最近体重少し増えたのも、エアコンのリモコン壊れたのも全部スンチョルのせいだ…
あれ、リモコン壊したのはミンギュだったっけ
いいや全部スンチョルが悪い……)」
暗闇の中一人でベソをかいていると
カタンッ
外側から物音がして体が跳ねる
……スンチョルかな
今すぐに飛び出して抱きつきたい衝動に駆られるが
これでもしスンチョルじゃなくてお化けだったらと考えると身が震え上がる
お化けに抱きつくなんてごめんだ!
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(次が微ホラー含む為、苦手な方は飛ばしてお読みください)
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作者名:環。 | 作成日時:2023年7月23日 20時