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「うわあああっ！！！こわいこわいこわいこわい！！」
「なに！？いやあああこんにゃくううううううう」
「すんちょらああああああああ」
SC「あははは」
何笑ってんだこんちくしょう！
心の中ではそう思ってても
度々襲いかかるトラップに反応せずにはいられなくて
結局叫ぶばかり
ううう怖い怖すぎる心臓バクバクいってるよ
これが恋か……
「ねえええすんちょらもう帰ろうよぁあぁあああ！！」
SC「あはは、何言ってるのかよく分かんないよA」
分かるだろばか！！！
怖すぎて足が生まれたての子鹿みたいにガクガクしてる私
それを見てさらに笑うスンチョル
もしかしたら側から見て怖いのは私達の方かもしれない
「う゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜！！」
SC「ちょ、A痛い痛い爪食い込んでるって」
伊達に一緒にいないしこれまでの経験で分かってはいたが
この男は「お化け屋敷」に興味があるんじゃなくて
「お化け屋敷に入ったときの私の反応」に興味がある
本当になんという悪趣味だ、モテないぞ
まあそんな悪趣味男と付き合ってる私が一番悪趣味なんだろうが
SC「あ、ゾンビ」
「っあああああああああああ！！！！！」
違うことに頭を持っていかれてた私は
目の前に突然現れたゾンビに怯え散らかし叫び散らかし
あろうことかスンチョルを一人置いてがむしゃらに走った
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月23日 20時
