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SC「何でそんなこと言うんだよ」
さっきの穏やかさから一変し急に機嫌が悪くなって混乱する
彼は非難するような目で私を睨み付けた
分からない、どうしてそんな顔をするの
たまに喧嘩することは過去にもあったが
そんな目を向けられるのは初めてで言葉が詰まる
別れようって言ったらすぐに分かったって言われると思ってた
SC「おい何とか言えって、何で黙るんだよ」
このまま彼の気迫に押されたらダメだと思い負けじと私も言う
「…………好きじゃなくなったの
話は終わり、もう別れたんだから帰って」
そう言って彼の体を押そうとするが手首を彼に掴まれる
SC「勝手に話を終わらせるな
俺は話を終わらせたつもりないし別れるつもりもない」
怒りながらもまっすぐな目で私を見る
そのまっすぐな瞳は私の大好きな物だった
彼と築き上げた沢山の思い出が蘇ってくるようで目頭が熱くなった
必死に涙を我慢して彼を睨みつける
「離してよ」
SC「嫌だ離さない」
「しつこい」
SC「なんとでも言え」
「……っ！！あんたなんて嫌いなの！！顔も見たくない！！」
思ってもいない酷い言葉を好きな人に言って辛くなった
スンチョルは目を見開き固まる
私がこんなに怒りを表に出す所を見たことがないから驚いているのだろう
こんな状況でお互いの見たことない一面を見たくなかったな、なんてどこかで冷静に考えてる自分がいた
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月23日 20時
