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電話越しの声 ページ22
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自分で言うのも何だけど私はかなり愛されてると思う
言わずもがなその相手はスンチョルだが
どんなに忙しそうにしてても
毎日欠かさず私に連絡を入れるようにしてくれてる
最初の頃の私は忙しそうな彼を気遣って
「(申し訳ないし私に連絡することを負担に感じてほしくないから)
連絡してこないで(いいよ)」
と今自分でも考えれば超絶言葉足らずな発言をしたせいで
私に嫌われたと勘違いしたスンチョルがはちゃめちゃに落ち込んだことがあった
私の発言によってスンチョルの顔色が悪くなったのだが
その時の私はやっぱり何処かズレてて
「(うんうん最近疲れてるんだな！ゆっくり休みたまえよ！)
じゃあ私はもう部屋戻るね」
なんて言葉を投げかけながらスンチョルの肩をバシバシ叩いてた
それがさらにスンチョルの不安を煽り顔色が悪くなったのは今思えば本当に面白い
休みの日は四六時中私の側に居て片時も離れたがらないそんな彼に慣れてしまったからか
私も感覚がおかしくなって少し離れられただけでも寂しさを感じるようになった
「完全にスンチョルのせいだ…」
そんな私は今絶賛寂しさを感じている
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月23日 20時
