ずっと君だけを愛してるよ。【SC】 (ページ19)

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SC「…おい、お前ら何してる」

そんな声が聞こえた

『…えっ！？スンチョルくん！？なんでここに！？』

『待ってまじイケメンなんだけどやばい』

『ねえカトク交換しようよ！私スンチョルくんのことまじ好きで…』SC「何してるかって聞いてんだけど」

被せるようにまた彼が聞く

彼女達はさっきから赤面したり顔を青くしたりと忙しそうだ

『え〜〜〜っとぉ…何でもないよ？』

『…そ、そうそう！逆にどうしたのよスンチョルくん！』

SC「じゃあそこのおっさんはなんなんだよ」

ちらりと私の横にいるおじさんに彼は視線を向ける

何もしてないはずの私までなんだか責められてる気分だ

それくらい彼は芯のある声だった

こんな状況なのに「彼の声すごく好きだな」なんて的外れな事を考える

『あ〜〜！そいつはこいつの父さんだよ！』

『うちらまじ仲良いからさぁ、親公認っていうかぁ』

本当によく回る口だもっとマシな嘘をついてほしい

というか仮にそうだとして人の親に向かってそいつとか言うなよ

SC「嘘つけ、だったらなんでその子は今にも泣きだしそうな顔してるんだ」

驚いて思わず目を見開く