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私は人よりも少し容姿が優れていたみたいで
女の子から反感を買うことが多かった
きっと容姿がいいってただそれだけならこうはならなかったし、
きっと女の子達とも仲良く出来てた
私が嫌われていた理由は恋愛絡みだった
『私の彼氏が自分を捨ててあいつを選んだ』とか
『あいつが私の彼氏に色目を使った』とか
一つ何処かに噂が立てばそれは瞬く間に蔓延して
派生していって、面白がった人達があることないこと言って
みんなすぐに飽きるだろうなんて思って放っておいたら
気付けば取り返しが付かなくなってたけど
だけど悲しくなんてないし寂しくなんてない
だって別にみんなに期待してないし
私のことをちゃんと理解してくれる人が理解してくれればそれでいい
でもこうなった今
私を理解しようとしてくれる人なんて何処にいる？
いなかった
かろうじて一緒に行動したりしていた私の友達も
私の噂を聞きつけると途端に保身に回っていた
そりゃそうだ
誰が好き好んで自らの首を絞めにいくだろうか
いじめられている奴なんかと一緒にいたら自分もいじめのターゲットにされる
最初から私はずっと一人だった
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月23日 20時
