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大丈夫 ページ14
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私とスンチョルが出会ったのは高一のときだ
当時の彼は練習生で通学しながらレッスンにも通うという、まあなんとも多忙な日々を既に2年ほど送っていて
とてもじゃないが私みたいな平凡な人間とは住む世界が違う
だから一生関わることがないのだと思ってた
実際、本当に関わりなんてなかったから
じゃあ関わるようになったきっかけはなんなのか
今となっては「あ〜そんなこともあったな」で済ませられるけど
当時の私は今と変わらずのほほんとしてはいたが精神が今ほど出来てるわけでもなかった
まあ要するに当時の私はクラスの人に嫌がらせを受けてて
良くも悪くもそれをきっかけにスンチョルと関わるようになったということ
私としてはもう終わったことだし
今こうしてスンチョルと一緒にいることが出来てるのだから結果オーライ！ハッピー！って感じだけど
きっと学生時代から変わらない優しさを持つスンチョルはそうは思わない
それは当時の私のボロボロさを目の当たりにしていたからだろうとは思う
というか十中八九それのせい
スンチョルと一緒にいるようになってからスクスクとメンタルは回復していったし
元々の性格もあっていじめられてたことは本当に気にしなくなってたのだけど
心配性なスンチョルは何かと私に
SC「変わったこととかない？今しんどくない？」
なんてしきりに聞いてきたことは今でも覚えてる
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作者名：環。 | 作成日時：2023年7月23日 20時
