5 ページ5
「あの…大丈夫ですか?」
えっ…
ちょっとまった、人いたの?
とは思ったがそんな冷静になれる頭は今の私に無かった。
『うぅ…大丈夫なわけないです』
「ティッシュ…どうぞ」
『ありがとうございます…』
「災難でしたね」
『え?』
「あ、別に聞くつもりはなかったんですけどすごい大きな声だったんで浮気されたみたいなこと聞いてしまいました」
『うぅ…そーなんですぅーーー(泣)
愚痴言っていいですか?聞いてくれます?てか聞いてください』
「あ、あぁ…俺でよければ(笑)」
『あのですね、今日クリスマスじゃないですか?彼氏いるんですけど…』
誰かに慰めて欲しかった私は、初めて会った知らない男と人にさっきの状況と愚痴を話した。
「そんなことが…最悪のクリスマスですね…」
『やぁー、ダメだ、話したら思い出してまた泣けてきた。
こんな日に…泣きたくなかったよーーーーーー!!(泣)(泣)』
「泣かないでください、と言いたいところですが、今日はもうばぁっと泣いてしまって忘れちゃうのはどうでしょう??」
『そうですよね、こんな日くらい泣いちゃっていいですよね。では遠慮なく泣きますね』
「きっとこの先素敵な人に出会えますよ」
『うわぁーーーーーん!!!!!!!!(泣)
うぅ…好きだったよぉ…(泣)(泣)(泣)(泣)』
「よしよし…」
そして、慰められながら泣きまくったのであった。
353人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あいす | 作成日時:2020年12月28日 2時