防弾少年団は私の彼？ (ページ40)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:172,750 hit

ライオンの彼。TH ページ40

「お、お邪魔します」
『誰もいないって(笑)』

付き合ってから初めてではないけれど、本当に久しぶりにお邪魔する宿舎。
いつも私の家だから、たまにはおいでって気を使ってくれたテヒョン。

『俺の部屋、いこ！』
テヒョンは四角く口を開けて二ヒヒと笑って私を引っ張っていく。
『ここ座ってて。なんか飲む？』
そういって座らされたのは、一番端のベッド。
「あ、ううん。大丈夫。ありがとう」
私は久しぶりだからか妙に緊張してしまう。

『じゃあまた喉乾いたら取りに行くね』
そういってテヒョンも隣に座ってきた。
「ホソクさんとジミンくんと同じ部屋なの？」
『そうだよ～』

部屋はいかにも男の子、って感じで、漫画やCDがたくさん置いてある。

テヒョンは私を見てやっぱりニコニコ笑いながら横から抱きついてくる。
「みんなはどこにいるの？」
『んー？コンビニ～』
「えっ、じゃあもうすぐ帰ってくるの？」
『どうだろー？ヌナ、いいじゃん、気にしなくて』

そう言ってベッドにあぐらをかいて私をその足の間に座るように導く。
後ろから抱きしめられていて、なんだかくすぐったい。
『ヌナってほんとかわいい』
そういって私の手を優しく触るテヒョン。
「なにー(笑)もう(笑)」

静かで誰もいなくて、テヒョンと二人だけの世界に来たみたいで。
『お昼寝しよっか』
そういって抱きしめたまま二人一緒にベッドに寝転ぶ。
テヒョンは私を後ろから抱きしめたままで。
ベッドからテヒョンのにおいがして落ち着く。
「テヒョンのにおいだ」
私はなんだか安心してうとうとしてしまう。

うとうとしかけたとき、異変に気付く。
テヒョンが私を抱きしめる力を少し強める。
「ちょっ…テヒョン…！あ、あたってる…」
腰に当たるテヒョンの感覚。
『なーんかヌナぎゅってしてたら興奮しちゃって(笑)』
私は気づいてしまって恥ずかしくて動くことができない。
『…ヌナ』
さっきよりも低いハスキーな声で私を呼んで、首に唇をつける。
「っ…」
それだけで声が出てしまいそうになる私。
『…しよっか』