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涙と彼。JM ページ38

感動ものの映画を一人見る金曜日。
普段滅多に泣かない私は週末一人で映画を見て泣くことが多い。
きっとジミンの前でも泣いたことはない。

だけど…ほんとは涙もろくてすぐに泣いちゃう。

「うっ…」

明日は仕事が休みだからこそできる涙活。
ジミンも忙しくて今週は会えないはずだから、ちょうどいい。

映画を見終えた頃には23時を過ぎていて、私の目は真っ赤だった。
それからお風呂に入って、あがってから鏡を見る。

「明日腫れるかなぁ…」

仕事が休みだとはいえ女の子だもん、ちょっとは気になる。

そのとき、

ガチャッ


…?

『A〜!』

ジミン??


私はリビングのドアを見つめていると、ドアが開いて現れたのはまぎれもなくジミンだった。

「どうしたの?!びっくりした!」

『練習早めに終わったから、来てみた(笑)』

そういって嬉しそうに私を抱きしめるジミン。

『いいにおい〜』

そう言って私の濡れた髪に鼻をくっつける。

そして体が少し離れて目を合わせる。
するとジミンは驚いたように目を見開いて、


『…A、なんかあった?』

「え?」

私はなんのことかわからなくて、首をかしげる。

『泣いたの…?』

ジミンは眉毛を下げて心配そうに私を見つめる。
あ…忘れてた…目赤いんだった…

泣き顔を一度も見られたことのない私は恥ずかしくて、ジミンの胸に顔を埋める。

「映画…見てた。」

『ほんとに?』

「ほんとだよ。ジミンが来てくれると思ってなかったから(笑)」

そういうと、ジミンは、

『よかった…なんかあったのかと思った…』

安心したような声で言う。
そして、私の顔を自分の体から離して、

『Aの泣き顔…初めて見た。』
そう言って私の頬を撫でる。
『…ああ…やばい…』

だんだんと撫でる手が熱を帯びてきて、なんだか私も目がとろんとしてしまう。

『A…いい?』
その言葉を合図にジミンは熱いキスをした。
私もそれに応える。

そのままベッドに連れて行かれる。
『髪濡れてるし…ほっぺ赤いし…目潤んでるし…』
『やばい、俺止まんないかも』

そう言ってキスをしながらボタンをはずす。



触れるか触れないかのところで手を離すから私はもどかしくなる。
「ジ、ジミン…」
口に出すのは恥ずかしいから、目で訴える。
『なに?』
ジミンはわかってるはずなのにわからないふりをして、手は頰以外撫でてくれない。

「…お願い…」

『…なにを?(笑)』

そういって、またきわどい線をなぞる。

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マンネline♪(プロフ) - グクほんとにIU好きですよね〜なんかIUが羨ましいです…笑これからもファイテイン〜 (2016年1月1日 18時) (レス) id: 085a248619 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こうさぎ | 作成日時:2015年11月19日 23時

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