防弾少年団は私の彼？ (ページ29)

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後輩の彼。４ JK ページ29

『ヌナに違う男が触れてたってことに腹が立って』
『ごめん。』

そう言って頭を撫でようとする彼の手にビクッと震えてしまう。
今までに見たことのないジョングクの姿がこわかった。

『俺の知らない男と楽しそうにヌナがしゃべって冷やかされてるの嫌だった。』
『ヌナの彼氏は俺なのに、それも言えないし』
『だから、彼女いないなんて言っちゃって』
『ごめん。』

私もいらだっていたけれど、ジョングクだって本当は気にしてたんだ。
気にもしてないと思っていたけれど、ほんとは先輩たちに冷やかされていたのも全部気づいていて。

『ごめん。怖がらないで…』

そう言って優しく抱きしめられる。

「私、ホソクとはキスまでしかしてないの。ジョングクが初めてで。ごめん。勘違いさせるように言った。」

小さな声でそう言うと、グクはえっ、といって、目を大きく見開いて、

『よかった…嬉しい…』

そういってもう一度ぎゅっと抱きしめてきた。

仲直りのキス、そう言いながら私に優しくて甘いキスを落とした。

そのまま、さっきまでの行為を謝るかのように優しく甘く愛されて。

『俺、ヌナと付き合ってますって会社で言っちゃおうかな』

なんてつぶやくジョングクにぎゅっと抱きついた。