防弾少年団は私の彼？ (ページ16)

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誘惑される彼。３ TH ページ16

「ッ…」

声が出そうになるのをあわてて我慢する。

『帰ってきてみたら胸元もあいて脚も丸出しでおまけに香水の香りまでして』

『誰に会ってきたの』

テヒョンは言いながら手を止めない。首筋から私の体の線をなぞるように指を滑らす。

「ちっ…ちがくて…んっ…」

『なに』

「たまには私からがんばらないとっ…んっ…って…」

というと、テヒョンは、滑らしていた手を止めて、

『がんばる？』

「そう…たまには攻めないと飽きられるかもって言われて…」

『は？誰に？』

「会社の、同僚に…」

『同僚って、男？』

テヒョンは手を止めたまま聞いてきた。

「そう…だから私…飽きられたくなくて…」

その途端にテヒョンは自分のネクタイを片手で緩めて、

『ふーん…Aはそいつの言うこと聞いたんだ？』

そしてまた私の体をなぞりはじめる。

「そうッじゃなくて…あっ…」

自分のものと思えない甘い声に羞恥心が煽られる。

『あんな服でおかえりって言われて、こんな格好で誘われて、それが全部他の男に言われたことだって思ったら』

『俺優しくする自信ないよ』

『責任とって、今日はAが気持ち良くしてね？』

そういってニヤリとセクシーに笑うテヒョンに身体の奥が震えた。

そして次の瞬間またテヒョンが下で私が上になった。