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４０ー１３【闘技場編】 ページ9
そして３人が帰ったあとーー
本を読むウイング
軽く両手を握り目を伏せているズシ
「どうした？ズシ。纏(テン)が乱れているぞ」
「……。師範代」
口を開く
「どうして３人にウソついたんすか？」
「ん？」
本を置きズシに視線を向けた
「ウソ？もしかしてさっきの説明のことかい？」
「そうっす！！」
纏(テン)を解く
「四大行は「纏」「絶」「練」「発」で意味が全然違うっす！！門下生じゃないからウソついたんすか！？」
「ウソじゃない。燃は心を鍛えるための大事な修行だよ。「念」を使うためのね」
再び空気が張り詰めた
「門下生でもない者に「念」を教えられないのは事実だ。それ故、方便を説くのが「燃」なんだ。「念」は使い方を間違えればおそろしい武器になってしまうから」
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