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44ー5【闘技場編】 ページ45
視線を審判へ向ける
「おじさんはなんで場外にいるの?」
「リングにいたら私まで攻撃されるからだ!5!!」
その言葉にーー
「やっぱり!!」
閃く
「これはコマ相撲(ずもう)と同じなんだ!」
コマ相撲(ずもう)とはーー
真ん中の沈んだ土俵で回すコマのこと
真ん中が沈んでいるためコマは中心部に集まりぶつかり弾きあう
「6!」
喉のつっかえが取れたゴン
「7!」
モニターを見ているウイング
「複雑な機械でも生き物でもないただのコマに高度な命令を与えるのは不可能です」
彼の解説とゴンのひらめきは
「おそらくギドが念じたのは“邪魔者をはじきとばせ”」
同時ーー
「もちろんコマが邪魔者を認識できるわけではなく、ただぐるぐると土俵を回り続け偶然ぶつかったものを“はじきとばす”だけ」
「9!!」
リングに飛び乗るゴン
ーーオレだけ目がけてくるわけじゃないならコマ自体をそんなにこわがることはない!!
そしてそのまま
「ほっといて本人を攻撃だ!!」
駆け出した
「とうっ!」
地面を蹴って飛び蹴りでギドへ向かう
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