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４０ー９【闘技場編】 ページ5
「順序よくいきましょう。「点」」
目を伏せ腰を軽く落とすウイング
まだ彼からは何も感じない
「「舌」」
精神統一のようなものを終え目を開け
「これは頭で想っても口にしても結構です」
彼はキルアに視線を向ける
「君を殺す」
緊張が走ったーー
次の瞬間
ドンという衝撃
「………！！」
まるで波のように押し寄せる波動に
『！！』
全身の汗が噴き出た
これはキルアにだけ向けているわけではない
Aやゴンを巻き込んだ殺意
ウイングが動く
「！！」
ーー素振りをしただけでキルアがその場から消えた
ウイングのまとう何かがフッ消え
周りの空気が軽い
「今のが「錬」です。錬(意志)が強ければ発(行動)に足る」
キルアは天井のすみに張り付いていた
「「気合で勝れば動かずとも敵が退く」ハッタリの語源と言われています」
警戒レベルを最大限まであげての行動
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