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４２ー２【闘技場編】 ページ22
ウイングは手を前に出す
「時間内にオーラを体にとどめるコツを会得できるかどうか、そこにかかっているわけですからね」
ゴンとキルアの瞳はまっすぐ彼を見つめる
「これから君達に私のオーラを送ります。発とよばれるさっきみたいなやつです」
ゴンが大きく反応を示した
「……」
それは先ほどのクレーターを念が使えない者が受けた結果を見て知ったからだ
「もちろん。君達の体を壊すのが目的ではないから手加減するが、荒っぽいことに変わりはない」
ウイングは
「要はビックリさせて目覚めさせるわけですからね」
おどかしながらも
「眠っている体に喝を入れて纏(テン)をおこしやすい状態にする」
さらにわかりやすく噛み砕く
「“眠っている”とは体中にある精孔(しょうこう)という穴が閉じきってオーラがうまくめぐっていない状態のこと」
精孔(しょうこう)とはーー
人間の肉体に無数にあるオーラが出る穴のことである
「私のオーラを君達の体内に一気に送ることによって精孔(しょうこう)をこじあけます」
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