【金カム】超絶社畜がトリップしてイキイキしだす夢小説 (ページ9)

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「あのクソ頭の噂は本当だったのかい」

女は眉間にシワを寄せる

『えと…』

話が見えず困惑
噂とはなんのことだろう

「身売りじゃない子を騙して丸め込んで体売らせてるって噂さ」

『！』

「どんなとこかわかったろ。さっさと服着て外の男んとこ行っちまいな」

厄介そうな口調

「手ぬぐいくすねて顔隠すんだよいいね」

『ありがとうございます。何から何まで』

そんな事までしなければ行けないのかと疑問に思ったが
言われた通りに

「ふん。金貰わなきゃこんなお節介しやしないよ」

怖そうな人だと思ったがとても情に厚いのだろう
それに外の男と言うのも気になる

もしかしたら私の知人が明治村に遊びに来てるのかも知れない

遭難しかけていたから助かる
警察に行かなくても何とかなるかもという気持ちが足取りを軽くした

『それでは失礼します』

少しだけ濡れた髪を乾かし体の水滴を落として服を着なおし女の指示に従い手ぬぐいを拝借し脱衣所を出た

不思議と誰に呼び止められることなく外へ
寒さに負けないよう気を引き締め男を探す