こんにちは、青春 -5- (ページ10)

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130.魔法ページ10

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あーー、予約するの忘れてた。

春「じゃ､夜LINE待ってるから」

何を期待しているのか､

意味深な笑みで教室を出て行った

今日は部活動は休み

福田くんも友達と遊びに行こうって盛り上がって帰っていってたな

チョンチョンと肩を突かれる

振り返るとクラスメイトの男の子で

滅多に話したことない子からで
ぎごちなく変な間が出来た。

『3年生が呼んでるよ』

3年生？

一瞬は迷って一瞬で察した

「普通に呼ぶか連絡くらいしたらいいんじゃないですか」

端に隠れたように壁に寄り掛かっていた拓弥先輩

拓「急ぐぞ」

「え､待って下さい!」

スタスタと先を行く拓弥先輩

どこへ？？？

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少し先のバス停からバスに乗って

乗り換えして

だんだんと高いビルが周りに見えてきた

拓「…」

ちなみに乗っている間一言も話をしていない

座る時も前後だったり
一つ席だったら私に譲るし
一体何してんだ、私。

拓「着いた」

もう動きが急すぎて早いし置いて行かれそうになる

「ここ…」

オシャレな建物。

小さな看板にハサミついたイラスト

拓「入れよ」

うわ、店内までオシャレな創り。

ドアの音に店員さんが顔を覗かせると

店「拓弥～!」

と､嬉しそうに近づいてきた

これまた美形な人だ

拓「この子よろしくね」

店「可愛いじゃん､OK～さ、座って」

なんか流れで誘導されてんだけど、

ちょ、呑気に雑誌なんか読まないでさ!

店「今から魔法を掛けまーす」

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「す、すごい…」

鏡にいるのは、もはや誰レベル？？

少し巻いてもらって気分は絶好

反応を見たくて､後ろを振り向いたら

読んでた雑誌で顔を隠して横になって眠っていた。

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