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148.夢 ページ28
「まだ…進学か就職どっちにするかも決めてないです」
晃「夢はいつの間にか出来るもんや､焦らんでええ。夢が出来たとき､全力で突っ走るんや」
「晃一先輩､突っ走ってますもんね」
晃「まあね」
「調子はどうですか？」
晃「もう毎日戦いでお腹減る〜」
「ぷっ」
真剣なお話かと思えば
面白おかしくして一緒になって笑う
あの参考書を見たら分かる
「あ…昨日は怒られました？」
ふと思い出した昨日のこと
今だに浮かぶ､姿に冷たい目。
脳内に焼き付くほど印象深いあの怖そうな男の人｡
晃「…」
ぱっちり二重の目は開いているのに私の問いに答えず見上げたまま
「…無視ですか!? まさか何かあったんですか?!」
晃「……!すまん!よう聞いてなかった」
え〜〜…
終いには笑い出すものだから
その声で海先輩が目を覚ます｡
次々と頭が上がってくる
祐「むぅ…うるさい…ｯ」
約1時間の睡眠は終わり
渋々残りの授業に参加した。
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作者名：いちごさん | 作成日時：2016年4月18日 20時
