こんにちは、青春 -5- (ページ3)

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123.部長との約束ページ3

限られた範囲内にいるなら

そう遠くにはいないはず。

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「…あ、」

そう考えている間に､探していた人を見つけた

主に喫煙で使われている2階のベランダで

ベンチに座って向こうを眺めている

私が入ると､祐基先輩は気付いて目が合う。

でも､すぐそっぽ向いて前を向いちゃった。

ベンチの横に置いてある、ガーデンチェアに座るとプラスチック製でひんやりする。

「祐基先輩､ごめんなさい…」

状況が悪かったら､警察沙汰になっていたかもしれない。

それを学校に知り､祐基先輩が築き上げたダンス部が一発でパアになっていたかもしれない。

なんでそんなことに気づけなかったんだろ

マネージャーとして､居させてもらってるのに…

祐基先輩からの返事もなく､だった一点の方を見て

祐「Aちゃんってさ、」

やっとこっちを見ては

祐「俺より馬鹿だよね､絶対そうだ」

祐「俺って頼りない? 部長として出来てない? Aちゃんにとって俺らって何?」

弱った祐基先輩を直視出来ず
ゆらゆらする目を必死に堪える

立ち上がって私の前に来ると
視線を合わせてしゃがみ両肩を掴まれる

祐「俺はダンス部部長であり､Aちゃんの先輩であるんだよ｡そういうの言ってほしいよ」

ゆっくりと、頷くと

くしゃっと笑って、いつまの祐基先輩

祐「これからは絶対に隠し事しちゃダメだよ」

「…はい」

祐「うん､いい子」

わしゃわしゃと犬のように撫でられる。

おかげで髪はボサボサ。

祐「俺ね､ロングな女の子が大体好きなんだけど､Aちゃんのショートはいいね、なんか好き」

サラッと言われて反応に困った

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