こんにちは、青春 -5- (ページ18)

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138.新発見ページ18

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「うわっ」

帰りは雨が止んで､道にたくさんの水溜りが出来ている。

足元に水がかかると

祐「ご、ごめん…」

水溜りを飛び越えようとしたのに

それが飛び越えた先の水溜りにダイブしてしまった

祐基先輩はドジっ子だから

革靴だったから、表面が濡れただけで大丈夫だった

祐「ねぇ､寄り道しない？」

いつもはここから直進だけど

今日は左折したいようだ

まだ18時半なのに、どんよりした空模様

祐「おしゃれなお店だね」

そんな天候なんか関係ないほど､魅了された大人の雰囲気漂うカフェ店

夜はバーになるらしい。

こんな場所初めて知った。新しい発見だな

窓から店内の様子を伺える､そのとき人の姿が見え咄嗟に立ち止まった

祐「Aちゃんどうしたの？」

「あれ…晃一先輩じゃない？」

見える範囲に､たまに出てくる

紛れもなく､あれは晃一先輩だ。

私達に気づかず入口の看板を片付けに外に出てきた。

名前を呼ぶとマズイっと顔をしかめ背を向ける。

祐「何隠れてんのー､バイトしてるたの？」

着こなした､スーツに近い制服は､

学校の制服や部活で使った衣装と違って雰囲気が一変する

本当に1個上の先輩なのかな…なんて疑いもでる

祐「何時上がり？」

晃「…19時半」

祐「ここって学生入れる？」

晃「はっ、お前まさか!」

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晃「ｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽお持ちしました…」

隠しきれてない緩んだ口元にｸﾞﾗｽを持つ手が震えている

一応仕事だから､相手が誰だろうともちゃんと接客していくと､またキッチンルームに戻る。

手際も良くて､お客に可愛がられている

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