131.(答)理由 ページ11
目を覚ますと､焦って会計を済ませる
「ちょちょちょ、」
拓「とりあえず、今は急げ!」
まだ何かあるの?!
もう少し雰囲気味わいたかったのに
対したお礼も言えずに店を出た。
流石に不安になってきた
「もう!今日は何なんですか!? これ以上何も言わずに連れ回すなら､晃一先輩に報告しますから!」
拓「ンで､そこで晃一なんだよ…」
顎のラインをかくのは癖なのかな
拓「説明せずに連れ回したことは謝る､今日付き合ってほしい理ゆ､う…」
話の途中で止まる
後ろに何か？？
すごい勢いでこっちに向かって
そのまま突進するのように拓弥先輩に抱き着いてきた
だ、れっ！！！！！！
キャップ帽から見えた金髪
すらっとした高い鼻
追うように後から近づいてきてるのは
スタイルのいい女の人。
久しぶりー会いたかったぜーって拓弥先輩から一向に離れない
.
拓「暑苦しい! 離れろ!」
押し退けるとやっと開放され乱れた制服を整え直す
もうなんか分かんないけど､切実に帰りたい
パチっと拓弥先輩と目が合うと
わざとらしい咳払いをして謎の金髪くんを指す
拓「こいつ昔からの幼馴染みの、」
「柊生でーす」
にひっと笑って､帽子を被り直す
「初めまして…」
拓「ちなみに同じ歳」
「ええ!?同級生?!」
腕を組んで､頷いてる謎の金髪くんは私と同級生らしい
柊「拓弥〜この前話してた､彼女の瑠花」
スタイルのいい彼女は柊生くんの恋人であった
拓「へー､よくこんなうるさい人と付き合えたね」
柊「どういう意味だよ!?」
塩なところは誰にでも変わらない
.
.
柊「そういう拓弥もまさか年下と付き合うとはね〜」
んん?!
聞き捨てならない言葉が脳内にリピートしている
柊「どっちから？やっぱ拓弥？」
「あの､ん?ちょっと､」
拓「うるさい! 何も喋んな! 」
柊「おっと？ヤキモチですか､たくちゃん」
拓「」
すごい…拓弥先輩が圧されている…
幼馴染みは最強だ｡
柊「本当久しぶりだから!今日はたくさん楽しもうぜ!」
もう何も聞かなくても分かった
つまり、
拓「あぁそうだな」
そういうこと。
.
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作者名：いちごさん | 作成日時：2016年4月18日 20時
