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麗人 ページ6

中原中也side

あいつは怖い。
あの笑顔で、あの瞳で今まで何人も落として、殺してきた。
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回想

子供ん時、初めて会った時に言われた言葉。

あ「私に体術を教えてほしいの。」

最初は断ったが、何回も頼まれて折れた俺はあいつに体術を教えた。
そしたら、あいつはどんどん上達していった。まるで元々基礎は固めてあるように。

あ「中也、私と勝負しましょう?」

目を細め、口角をあげる。
子供ながらに俺は、ドキッとした。
男の本能を内側からあぶりだすような。
そんな笑顔に。


中「いいぜ?」

案の定、俺が勝った。
だが、こいつは想像以上に強かった。

最後に繰り出された、Aの脚を掴んで技を繰り出そうとすると

あ「ひゃっ!」

俺はその声にビクッと一瞬身体を震わせた。

中「まだまだだな!まぁあと5年経ったらいい線いけんじゃねぇか?」

そう言うとAはニコッと笑って

あ「5年縮んだ…。」

そう言った。なんの事かわかんなかったが、気にしなかった。

あ「中也に負けないようにしなきゃね。」

中「まぁせいぜい頑張るんだな。」

あの頃から俺は捕えられている。
あいつの全てに。

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現在

あ「あー疲れた。」

中「お前も歳かー?」

あ「失礼ね。疲れたし、ちょっとパーっとやりたいわ!中也どう?」

中「いいじゃねぇか!じゃあどっか寄…」

そう言おうとするとAは、俺の唇に人差し指を置き、むっと俺の唇を押すと。

あ「私の家に来て?」

俺の心臓が早くなる。

こいつのこの笑顔は。確信犯だ。

確信犯→←成長



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設定タグ:芥川龍之介 , 太宰治 , 中原中也   
作品ジャンル:恋愛
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クロール - しえりさん» そんな風には言ってもらえるなんて!ありがとうございます!未熟者ですが頑張ります! (2019年1月14日 15時) (レス) id: 9552add479 (このIDを非表示/違反報告)
しえり(プロフ) - すごい作品!頑張ってください! (2019年1月14日 14時) (レス) id: 3e3e0947fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロール | 作成日時:2019年1月14日 14時

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