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「はあ…疲れた」
BH「…」
さっきからベクおっぱが無言。
無言で歩いてるんですが。
き、気まずい。
「…ベクおっぱ」
BH「…」
「お、お花が綺麗だよ」
BH「うん」
うんってなんだ。
まあ咲いてませんけどね。
「…おっぱ…っきゃあ！？」
ベクおっぱに声かけようとしたらズコーってものすごい勢いで転けた。
「うわ、最悪」
しかも浅めの池の中に。
泣きそう。
BH「大丈夫！？」
「あは、転けちゃった」
服がドロドロになった。
BH「うわー、服脱ぐ？」
って言いながら私を持ち上げるベクおっぱが変態にしか見えないんだけど。
「おっぱ変態」
BH「そういう意味じゃねーよばか」
「…おっぱも靴濡れたやったじゃん」
BH「俺はいいけど」
私を安全なとこまで運んでくれたおっぱ。
BH「これ着て」
「だめだめ、おっぱが風邪引くじゃん」
BH「いいから早く」
ベクおっぱの上着を押し付けられてしまった(言い方
「ありがとう、おっぱ」
BH「ん」
ベクおっぱ最初はキツかったけど
その後は私にデレデレしてて
今は冷たい。
「おっぱ私の事嫌いになったの？」
嫌いになったから冷たいの？
BH「はあ！？なんでだよ」
「だって今日のおっぱ冷たいもん」
嫌いになったとしか思えない。
「もう私の事好きじゃないの？」
それはそれで寂しいなあ。
なんて私のわがまま。
BH「…好きじゃない」
「…そ、そっか」
いやいや私も好きじゃないんだけど。
好きじゃない、けど…
BH「…え？」
ものすごく寂しい。
BH「好きだよ、好きだから泣くなよ」
「え？…やだ、なんで泣いて」
ベクおっぱのせいだ。
ベクおっぱが急に冷たくなるから寂しくて…
BH「ごめん、嘘ついて」
「ちが、違うの…って嘘？」
BH「…さっき車の中でチャニョラに昨日のこと聞いて、恥ずかしくて…」
なんだろう。
「私の涙返してくれません？」
じゃあ私はベクおっぱの恥ずかしいって感情に左右されてたんだね。
BH「でも俺が好きじゃなくなったら泣くって事は好きなの？俺の事」
「好きじゃないです」
BH「…泣いたくせに？」
おっぱが意地悪な笑い方をするから殴っておいた。
「寂しかったのおっぱが冷たくて」
BH「やべぇ、にやける」
あほだな間違いなく。
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豆粒 - こんばんは、とても面白いです次の更新楽しみにお待ちしてます。 (2019年10月19日 23時) (
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作者名：えんえん 。 | 作成日時：2019年9月29日 0時
