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Aside
｢お父様。今帰りました。｣
軽くノックをして、お父様の部屋に入る。
王｢おお、Aか。お帰り。｣
お父様は私の頭を撫でる。
私はそれが“不快でたまらない”。
ただ、それを悟られぬよう、笑顔を取り繕う。
お父様には昔から
｢Aはいい子でいないといけないんだ。｣
と言われ続けている。
だから私は“いい子ちゃん”を演じ続けている。
｢今回の会談内容をまとめた書類、ここに置いておきます。｣
王｢ああ。ありがとな。｣
私はお父様のテーブルの上にあるピストルの横に書類を置き、部屋を出る。
この国は戦争国だ。
街とは少し離れた所に戦場へと姿を変えた私が大好きだったお花畑がある。
戦争はそこで起こってるから街にはあまり被害はない。
でもいつ街が戦争に巻き込まれ、この国が滅びてもおかしくない。
そして、今の私ならなぜお父様が私に英才教育を受けさせたのかわかる。
＿＿＿私が大きくなったら戦場に私を出す為だ。
私は戦争なんてしたくない。
そもそも、なぜこの国は、この国に住む人々は、戦争を続けているのだろう。
王の一人娘とはいえ、よく分からない。
否、分かりたくないのだ。
その理由というものが、話し合えば済むことだ、ってことに気付きたくない。
気付いてるってことを認めたくない。
自分はなんて狡いんだろう。
私はよく街に行き、色々なお店の手伝いをしたり、この国にやってくる海賊を追い払ったりしてる。
街の人たちは
｢A王女はいい子だ。｣
って皆口を揃えて言うけど、私は本当の“いい子ちゃん”じゃない。
今年、1人でレヴェリーに出た理由だって、“いい子ちゃん”を演じ抜くため。
いい子でいなくちゃきっと皆は私を嫌うのだろう。
それだけは避けなくちゃいけないから私は本当の自分を押し殺して“いい子ちゃん”でいる。
＿＿＿だから1人の時の本当の私は《本当に悪い子》だ。
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みろる(プロフ) - 優雅さん» ありがとうございますｯ!!! ほめていただいたら伸びるタイプです！(笑) 頑張りますね！ (2016年9月10日 11時) (
レス) id: 1d681403de (このIDを非表示/違反報告)
優雅 - 初めてこの作品を読ませて頂きました。あまりONE PIECE について詳しくないのですが、とても面白かったと思います。小説の製作をこれからも頑張ってください。 (2016年9月10日 0時) (レス) id: cc130c6be4 (このIDを非表示/違反報告)
みろる(プロフ) - さぼラブ←さん» コメントありがとうございます！ 本当ですか？ 嬉しいです！ これからもこの言葉を胸に頑張ります!!!!!!! (2016年8月23日 17時) (レス) id: 1d681403de (このIDを非表示/違反報告)
さぼラブ←(プロフ) - はじめまして？なのかな？とっても面白いです(^^♪ (2016年8月22日 22時) (レス) id: dd76c33ba3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろる | 作成日時：2016年5月29日 13時
