眠り姫、誘拐。【ONEPIECE】 (ページ27)

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ルフィの手にある1枚の紙を皆して覗き込んだ瞬間

「すっっっっっげーーーーー！！！メリー号の絵だ！！！！」

「こりゃ大したもんだ」

「ほんと！！すっごく上手ね…！それになんだか…」

「なんかこれ、俺たちが旅してきたメリー号がそのままいるって感じだ！」

「ほんとね、描かれていないけど、ルフィさん達がここにいるみたい。」

「すっげーー！！すっげーーー！！！」

その場にいた全員が、感心の声を上げた。
俺自身、その凄さをどう形容していいか分からなかったが、他の仲間も同じようにあの絵から矢張りなにか感じるものがあるらしい。

Aが背中で息を飲む声が聞こえる。

「にししっ！！なんかこれ、すげぇな！俺たちと一緒に冒険してきたメリー号だ！！！すげぇ！！」

ルフィにもそれは伝わってるらしい。語彙力は無いがな。

「このメリー号の絵、かっこいいな！！俺欲しい！！」

「いや、それは俺がこいつに貰ったんだ。俺んだぞ」

「えーー！！ゾロてめぇ！！ずるい！意地悪だな！」

「えっ、ちょっと待って、この絵、貴方が描いたの！？」