【ブルーロック】君に夢を託したい。【千切豹馬】

． ページ39

side 潔

今日、チームＹとの試合で。
自分の力でもぎ取った1点で勝利した。
俺の、ゴールで。

チームZのメンバーはもう皆寝ていて、部屋も消灯している。でも俺は、

(興奮して全然寝れんです！！)

なんと思い出しても、最後、二子を見下ろした時のあの興奮が忘れられない。

(俺って性格悪いのかなぁ…)

そんなことを考えながらこっそりと布団を抜け出す。
もう一度今日の見返そう、そう思いモニタールームに向かっている時、モニタールームの前の廊下を歩いてくる人影が見えた。よく見ると


「あれ、……知崎さん？？」

「ひぅっ！……あ、あぁ、…潔さん、か
っ、コホン、こんばんは、です」


(『ひぅっ！』って…リアクション…可愛すぎるだろ…)

驚かせてしまった事に申し訳ないと思いつつ、可愛すぎる知崎さんのリアクションについニヤけてるしまいそうになる。こんな時間に知崎さんに会えるなんて、ラッキーだ。


「なんでこんな所いるんすか？」

「実は、今日の試合の、…潔さんのシュートが忘れられなくて…」

「えっ」

なんだそれ、滅茶苦茶嬉しい。


「私の部屋じゃ見れなかったから、この時間なら誰もいないかなーって思ったんですけど…
また今度にしておきますね、今日の試合、カッコよかったです。これからも頑張ってください」

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