天資英明 file 5 ページ5
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「毛利小五郎って…あの有名な、眠りの小五郎、ですよね？」
「はい！だから安心してください。きっと直ぐに事件は解決しますよ」
「すごい、本当に事件の起きる所に探偵はいるものなんですね…！」
私有名人に街中で遭遇するのは初めてです、なんて続けて、あくまであの一瞬の驚きは『有名人に会えたことへの驚き』だという事にする。
そんな事しなくても、ほんの一瞬動揺を見せてしまっただけだから、いくら探偵の娘といえど普通の女子高生に見える彼女にはその動揺も悟られていないだろう。
そう高を括っていた。
「おねえさん、大丈夫？？」
「っえ」
突然聞こえた可愛らしい声にまた私は驚く事になった。それでも今度はさほど動揺はしなかった筈だが。
「かなり具合悪そうってさっき、蘭姉ちゃんが言ってたけど」
「え、えぇ、お陰様で。…きみは…弟さん？」
「僕、江戸川コナン！」
「…あ！この子は知り合いの親戚の子で、今うちの探偵事務所で一緒に住んでる小学生の子です！」
だめだ、もうすぐ警察も来てもっと騒ぎになるだろうし、更に今後彼がバーボンの任務で接触予定のターゲットである毛利小五郎が居ると分かったからには今すぐこの現場から立ち去り無関係でいたい。のに、
彼の周りの人物にこうも関わってしまうなんて、失態……というかもう運が無さすぎる。
「おねえさんは？？」
純粋そうな小学…低学年くらいだろうか。そんな少年に自分について聞かれてしまった。まぁこの流れでは普通に自己紹介をするのが自然な流れなんだろうな。
こんな見ず知らずの人間に声をかけ、優しくしてくれた女の子に対して無視をするのは心が痛むし、しかも一応名探偵の娘さんだ。変にしらばっくれるのは得策では無いかもしれない…。
「私は、……安室 那由多。」
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明里香(プロフ) - 推理も架橋じゃなくて、推理も佳境です。 (2022年12月17日 6時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - 読む専ペンギンさん» 申し訳ありません。すぐ変更させて頂きました！教えて頂きありがとうございます！こういったミスへの指摘本当にありがたいです。感謝致します！ (2022年8月10日 16時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
読む専ペンギン(プロフ) - コメント失礼します。二次創作になりますのでオ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グ解除をお願いします。違反になってしまいますよ。 (2022年8月9日 17時) (レス) id: 6d42563f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸せうさぎ | 作成日時：2022年8月3日 11時
