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「おにいちゃん、、?」



そんな僕を追いかけて洗面所に来た侑李




僕はいつも通り変わらない態度で




『ご、ごめんね?その、、酷いこと言って、、


あ、、朝ごはんまだ、だよねちょっと遅いけど、作るよ?』


機動不振だったとおもう



そんな僕に侑李は何かを言おうとして、、辞めた




「うん、、、、」




いつと変わりなく侑李に朝ごはんを作る




「お兄ちゃんは食べないの?」


『うん、、お腹すいてなくて、』


「まだ気持ち悪いの?侑李、自分の分くらい作ったのに」


そんな、優しさに心が温まりました穏やかになる



『平気だよ。ありがとう

侑李は目玉焼きすぐ焦がしちゃうからね』


と笑ってみせると


侑李は少しムスッとした顔で



「あれは卵がすぐ焦げちゃうから悪いのっ!!」



と怒った



そんな暖かくて平凡な会話の中テレビから聞こえてきたニュースの音



「「次のニュースです。昨日○○市の民家に住む○○(24)が
父親である○○(61)を刃物で刺したとして殺害の容疑で逮捕されました。○○容疑者は………」」



侑李もそのニュースに耳を傾ける



「うちのお父さんも殺してくれたらいいのに」



と、ぼそっと呟いた



『そんなことっ…』



これ以上の言葉は出てこなかった



"だめ"なんて言えなかった



僕も今まで何回も何回も思ってきたから




あいつがいなければって







「きっと殺した人も嫌なこと沢山されてきたんだよ。
可哀想だよ そうでしょ?」




『そう…かもしれないね』






不穏な空気が流れる




「お兄ちゃん」


そう侑李が口を開く



「早く、、2人で暮らしたい」






僕の手に力が入る




僕だってこの家を侑李と出て、普通で平和な暮らしがしたい





侑李がちゃんとした大人になれるよう、、僕みたいにならないように




その日の夜、、僕はお父さんに言った





『僕、アルバイトがしたいんだ』

。→←。



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作者名:まるです。 | 作成日時:2022年6月1日 4時

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