早くお父さんが死にますように (ページ8)

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そんな、昔のことを思い出しながら目覚めた最悪な朝

『最悪な夢、、見ちゃったな、、』

と頭を抱え時計を見ると9時13分

土曜だが、今日はお父さんが仕事の日

僕はベットから飛び上がり一目散に階段を降りる

そして、リビングの扉を開けた

『ごめんなさっ、！！』

そう言いかけた時

目の前で怒っている状況に頭が着いてこなかった

目の前で怒ってる状況

お父さんが弟を抱きしめ服の中に手を入れいやらしい手で太ももに手をつたわせていた

そんな僕に侑李が

「おにいちゃっ、、」

『！？』

背筋に電気が通ったように震えた

怖い、？、それと気持ち悪い、？

自分と合っている感情が見当たらない

僕に気づいたお父さんは侑李離す

直ぐに僕の方へとくる侑李

小さな体が震えていた

必死に僕にしがみつく

「やっと起きたか蒼」

何なかったかのようにスーツを着直し荷物を持つ

「夕飯までには帰ってくるよ」

お父さんが隣を通り過ぎる

その瞬間に

「どうした。嫉妬でもしたのか？？

安心しろ。いい子にしていればお前も変わらず愛してやるよ」

そう言って家を出ていった

気持ちの整理が追いつかない僕と侑李

「あっ、あの人がっ、、、急に抱きしめてきて

何度も、な、撫でられてっ、、侑李っ、、怖くてっ、、」

そんな震える侑李を抱きしめて落ち着かせてあげたかった

でも、僕は

トンッ

と、しがみつく侑李を突き放した

目をまん丸くさせ涙が伝っている侑李は僕の方を見て

「お、にいちゃ、、、？」

と、手を伸ばす

その手を僕は

『触るなっ、、！！！！！！！』

そう叫んで振り払った

なんでこんな行動を取ってしまったのか本当は、抱きしめて大丈夫だと言ってあげたかったのに

僕は体内から上がってくるものを感じ手を口に当て吐き気を抑えながら洗面所に走った

つくや否やそれは出てきた

『お"ぇっ、、、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ』

鏡越しで見る自分は目に光はなく、自分でも恐怖を感じるくらいだった