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「おりやぁぁぁ!!!」
「いてっー!!!」
寒い冬なのに外でドッチボールをしている伊野尾くん達
伊野尾くん伊野尾くんで年下には容赦のないボールの投げ方
それを遠くで見守る僕
「はー!洗濯物終わり!
そろそろ桜が咲く季節だねえー
ここの庭は両側に桜の木があってねぇ〜春は綺麗なんだよー」
『、、、、そーなんですね、』
無視するのは失礼だと思い反応する
すると足元にボールがころがってくる
それを拾い上げる
伊野尾くん手を挙げた時あの時の光景がフラッシュバックする
っ、、、
でも
「葵くん!こっちパスパス!!!」
そう言われボールを投げる
弧を描きながら伊野尾くんの胸へと飛んでいく
そして笑いながら
「ないすぱす!」
と言った
「おりゃー始めんぞ!!!」
「ねぇーお兄ちゃんもやろーよ!」
『い、いや、僕は、、』
「ごめんねーおばさんとお話中だからまた後でね」
と、フォローを入れてくれる志鶴さん
『すみません、、』
ペコッと頭を下げる
「いいんだよ。あなたがやりたいと思った時にやればいいんだから。」
何故かその言葉でほっとする
相変わらず庭で遊んでいる子供たちは元気そうで、伊野尾くんに限っては身長が高い上に煽りスキルも高いためいい的
「ほんと慧くんはいい的になってるわね
おっかしいわねぇ」
とくすくす笑う志鶴さん
その横で僕も『はい』
そう言って少し微笑んだ
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作者名:まるです。 | 作成日時:2022年6月1日 4時