早くお父さんが死にますように (ページ2)

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学校につき上履きに履き替える

中島「おはー！山田！なぁなぁ昨日のライブなんだけどさー」

そんな楽しそうな会話を後ろに僕は教室に向かった

その途中

「今日特別講義あるらしくてさ〜」

「そーだっけ？」

「見逃されるDV家庭内暴力についてだってさ」

「ていうか考えるも何も警察行って話だよな〜」

「そもそも暴力振るわれてる方に問題があるんじゃない？」

「言えてる〜」

、、そんな言葉を後ろに僕は体育館へと向かった

、始まった講義

「ですので家庭内暴力とは、外からはなかなか気づきにくいんです。

とくに親から子への暴力は隠されてしまい見つけにくい現状です。大切なのは社会全体が個々の声を聞いてあげる必要があります
当事者だったらと考えてみてください。」

俺はシャツをぎゅっと握りしめる

誰も助けてなんか＿＿

その時だった

山田「辛いよなぁ、想像するしか出来ないけど家族に辛く当たられちゃったら俺、耐えられる気がしないんだよ」

『山田くんはさ、家族大好きなんだね』

山田「まぁ人並みには？母さんとか口うるさいけど俺のためを思ってやってる事だから分かってる」

『お母さん、、大切にしてるんだ』

山田「ん？なんて？？」

『んーん。なんでもないよ

でも、いい家族だね。、大切にしなきゃね』

、そう笑って見せた、、

山田「まぁ、普通の家庭にうまれてそれだけでも幸せだよ」