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病院につき病室へと駆けつけた俺、ベットに横たわる凛
髪の毛はもう抜けきってやせ細っていた。
そして、青白く、暖かかったあの温もりはそこにはもうなかった
「凜っ、、、よくっ、、、頑張ったなっ、、、
がんばったなっ、、、、」
手を握って額に当てる
冷たかった。でも、そこには生きようとがんばった証が沢山あった。
「いままでっ、、ありがとなっ、、、凜っ、、」
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葬儀後の日
俺は黒いスーツを着て帰り道を歩いていた
当たり前に横にいた凛はもう居なくてどうすることも出来なかった自分が、嫌で嫌で仕方なかった
その時、風と共に降ってきたたくさんの花びら
俺は見上げる
それは満開に咲く大きな桜の木
まるで、凛のようだった
綺麗で、でも可憐で、すごく頼りがいのある人だった。
俺はその時決めた。
もっともっと有名になって、天国にいる凛に俺の輝いてる姿を見せてやろうって。
お前がもっとたくさん知らないことを教えてやろうって
凛が愛してくれた俺が見てやるから。
どうか、天国で見守ってて。
俺もっと頑張るから。
俺は凛の分まで生きてみせるよ。
凛のために。俺はこれからもずっと輝いて見せるから。
END
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作者名:まるです。 | 作成日時:2022年5月23日 1時