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山田side



「凛、、マネの仕事辞めたんだ」



たった一言、俺は携帯を落としそうになる




「なにそれ、は、?聞いてねぇよ」




「俺も、初めて知った。」



「凛は、?どこにいんの」



「、、、言えない」



「なんでだよっ!!!」



「凛が、会いたくないって」



「なんでっ、?なんで!!!!!」




「ごめん、、、んじゃ、仕事だから」



そう言われ切られた電話



俺は走り出した



きっと近くにいるはずだ



探せば見つかると



全力で探した




よく行った公園や、図書館、ショッピングモール、テレビ局




でも、そこには、凛の姿は無い




「どこだよっ、、!!!」




昨日、身体を重ね確かめあった愛




そこには、確かにあった



なのに、、、なんでっ!!!!



そうフラフラと病院の前を通りかかったその時聞き覚えのある声が聞こえた





「ここでいいよ」


「いや、ついて行くよ」



「ここで大丈夫。仕事あるんでしょ?また後で来なよ」



そういう会話



後ろを振り返ると見覚えのある顔




俺は走って肩を掴んだ




『、りょ、、すけ、、?』



「凛っ、!!!何してんだよ!!探したんだぞ!!!」



驚いた顔



『ごめ、兄ちゃん後でもっかい来て』




「うん。、」




そう言って天宮兄は行ってしまった



取り残された俺と凛




「ねぇ、、俺っ、なんかした、?」




『ううん、、してない』




「じゃあ、どうしてっ!!」




『俺、ずっと涼介に嘘ついてた』




「うそ、、?」




『うん。俺、治らない病気持ってて、、だから、、もう、一緒にいられない。



ごめんなさい』



頭を下げる凛




「えぇ、、、治らないって、、く、薬とかっ、入院とかしてちゃ、、ちゃんとすれば、!」




『無理なんだ。10年生きた人はほとんど居ないんだって




さよなら』




そう言って立ち去ろうとする凛を引き止める




「ちょ、、ちょっと、、ちょっと待って、、ごめんっ、ごめっ、、お、俺今っ、、混乱してて、、なんでっ、、?


なんでっ、凛が、、?」



言葉が出てこない



安心させてあげられような言葉が



ただ、溢れ出す涙と、何もかもを悟った凛の表情




俺は、、何も出来なかった


『俺もずっと思ってた。、なんで俺が?って
余命10年って笑えるよね。長いんだか、短いんだか


どっちなんだって感じ、』



そう言葉にする凛は悲しげだった



受け止め切れるはずのない現実を背負わされて生きてきたんだから

。→←。



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作者名:まるです。 | 作成日時:2022年5月23日 1時

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