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エピソード2 ページ3

学校に着いた。

貴「まだ誰も来てない。良かった〜。」

もし私の先に誰かが来てたらと思うと、ゾッとする。
こんな心配になるなら、これからはもっと早く来よう、
なんて考えてみたりもする。

コーンを並べておいたり、得点板を用意したり、汚れたボールはある程度綺麗にしておく。

あとはスポーツドリンクや
タオルも準備して…。

あっそうだ1番大切なモップ掛け、忘れてた急いでやらなきゃ…





そう思った瞬間、
静かだった体育館にガラッと言う音が響き、私がこんな思いをすることになった元凶、私が恨んで恨んでやまない人が現れた。
そう、金黒清良だ。

金「は?なんでまだ終わってないのよ準備!」
「ちゃんと私が来るまでにやっとけって言ったよな?」

貴「ごめんなさい…ちょっと遅れちゃって、」

金「ごめんなさいじゃねえんだよ!あいつらが来たらどうすんだよ」

貴「これからはもっと早く来るようにするから。だから許して。」

金「まあいいや。あんたがしくじって大変な思いすんのは赤司くんたちだし。」
「これからはちゃんとやっといてよね。出来損ないちゃん。」

貴「うん。ごめんね…」

そう言って清良ちゃんは去っていった。
きっとみんなが来る頃に準備をする振りをして待っているのだろう。

私も早くモップがけをして空き教室にでも行こう。

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作者名:雲組 | 作成日時:2023年6月11日 19時

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