3、変わってねｪな ページ3
．
かっちゃんとの待ち合わせ場所は
かつての雄英があった最寄り駅近くの喫茶店．
私の家は雄英から差程遠くないからすぐ着く__
ハズなんだけど…
．
思いっきり寝坊した。
起きなければいけない時間を30分過ぎまだ寝てる頃
〜♪
『…ふぁい……』
｢何寝ぼけてンだはよ起きろクソA!!!!｣
．
怒涛のモーニングコールにより目が覚めた。
いつもの倍急いだ為結局服も悠長に選べず
仕事着で出てきてしまった。
少しヒール気味なパンプスで走ってる為
物凄く走りずらいし、痛い。
『はァ…はあ……』
少し歩いて休もうかな…
そう思ったけど
｢遅れたらただじゃおかねｪ……｣
電話越しから聞こえる爆発音に寒気が走ったのを
思い出し死ぬ気でかっちゃんの元まで急いだ。
．
カランカラン〜
古風な喫茶店の入店音に癒されたい所だけど
一際殺気立った雰囲気を醸し出してるかっちゃんにしか正直目と耳がいかなかった。
(他のお客さん怖がってるよ…)
『ご、ごめんねかっちゃん!!!!』
｢俺を待たせるなンざ100年早いンだよクソが」
『すみません、、奢るんで許して下さい…
って本当にかっちゃん!?いやこの怒り具合かっちゃんなんだけどサｯｯ！』
最後に会ったのは1年前．
会うまでは頻繁に会ってたからアレなんだけど
見るからに体がゴツクナッテル。
ごついなんてもんじゃない、大きいというか…
筋肉がつきまくっててなんか凄い。
かっちゃんの成長に驚きながらも
目の前にストンと座った。
｢奢るのも100年早いわクソが。はよ頼めや｣
『あ、うん。すみませんコーヒーお願いします。』
──────────
───────
『分かった、じゃあそこの改造部分は
うちに任せてもらったら大丈夫。』
昨日探し出したかっちゃんのサポートアイテム資料を元に話していてコーヒーが無くなった頃。
かっちゃんが急に黙った。
『かっちゃん…？』
｢お前ちっとも変わってねｪな……｣
変わってないと言うかっちゃんの目は
私に向いているんじゃないと気付くのはそう遅くなかった．
かっちゃんの澄ました様な、冷めた目の先には
爆豪勝己と書かれた資料に紛れて、少し廃れた文字で書いてある''緑谷出久''という資料に向けられていた。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめ(プロフ) - かっちゃんらぶさん» コメントありがとうございます!!!私の作る勝手な想像かっちゃんではありますが、格好良いと思って下さって何よりですヽ(*´∀｀)ノデクとの過去はチラホラお話中に出て来ますので楽しみにしておいて下さい(o´艸`) (2020年4月11日 5時) (
レス) id: a12861e48e (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃんらぶ - デクとの過去が気になる！かっちゃん最高にイケメンだわ笑 (2020年4月11日 2時) (レス) id: df42b2b789 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめ2号 | 作成日時：2020年4月10日 18時
