『刀剣乱舞』主はのんびり主義『第二期』 (ページ15)

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#65 ページ15

『見習い君今日が最後なんだけどさ
　あんたのところ来なかったの？』

「明日からやなー……あれちゃう？お姉ちゃんのところにいる見習いが来るパターン」

『生意気やったで割りとマジで』

「よく人見知りやのに相手に出来たな」

『同い年やってん』

「年上かーい！」

主と妹は関西出身らしい

明石という太刀も関西弁だって聞いたことがある

ここの本丸にもいるらしい

俺は主の本丸にいる刀しか知らないからな

「明石おいでおいでー」

「何やな」

「わしの姉」

『どもー』

「ちっさいお姉さんやなぁ？」

「主のこと小さいって言うんじゃねぇよ
　このくらいが可愛いんだろうが」

「そうですよ、主さんは小さい方がいいです
　可愛いですから」

『やだ嬉しい』

主は女性にしては小さすぎる方だと思うのだが

俺は何も触れないでおこう

それよりも、練度……俺たちの本丸ではれべる、と呼んでいるのだが

高まっているこちらの本丸の俺たちの姿が違うのだ

「何だい？膝丸、そんなに見つめられると照れるよ」

「むっ、まさか僕以外の僕に目移りしているのかい？弟丸」

「俺の兄者は譲らんぞ」

「なっ！こちらこそ譲る気は毛頭ない！
　そして俺は膝丸だ兄者！」

妹本丸の兄者と俺がからかってくるのだ

兄者は兄者で俺の名前は呼んでくれない

……主にもっと強くしてくれと願う他ないな

『じゃあとりあえず帰るわ、帰るよー！』

「次はそっちいくわ、ばいばい」

姉と妹とは仲が慎ましやかなのだな

兄者ではなく、姉者だったら違ったのか

……源氏の重宝、膝丸と髭切は二振りで一つ

そう感じる高みへとのぼりたい