『刀剣乱舞』主はのんびり主義『第二期』 (ページ14)

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『妹のところに行くけど誰か来る？』

「俺行く！」

「いーや俺だ！」

主には妹がいるんだって、僕には弟がいるけどね

誰が一緒に行くのかな

僕はお土産を期待しながら待つことにしているんだけど

珍しく……えー、っと？髪切が行くんだ！って主にお願いしてるよ

「兄者、俺は髪切ではなく髭切だ
　漢字が似ているからと間違えないでくれ」

「あはは、何でわかるの？」

「兄弟だからな！」

『じゃあ源氏兄弟とー……豊前君来てくれる？』

「何でだ？」

『自慢したい』

「おっと、自慢ってことなら俺を連れて行けばいいだろ？」

和泉守、だったかな？

修行から帰ってきた彼が行きたいと言い始めたよ

それに釣られて修行に行ったことのある打刀と脇差の彼らが

行きたいと言い始めたみたいだね

うーん……打刀の彼らは五振り、脇差の彼は一振り

僕たちは二振り

人数が溢れてしまったね

「今回俺はパスでいいよ、主の妹さん
　俺のこと苦手みたいだし」

「清光が行かないなら僕も行かなくていいや
　僕たちは二振りで一振り、なんちゃってね
　お土産待ってるね」

『本当にいいの？』

「主、せっかくの申し出を無駄にせんといて
　おまんら、お土産を楽しみにしちょいとーせ」

打刀の三振りと脇差の一振り、僕ら二振りで行くことになったよ

うん、ちょうどだね

早速向かうみたいだから何か手土産をこちらも準備しないとね

人間関係っていうのは難しいんだね

こんなにも気を使わなくちゃいけないみたいだし

『到着、っとな
　やっほー妹』

「お姉ちゃんやっほー、今回の特別任務はしてないの？
　ん？こっちには祢々切さんおるんやぞ？ん？」

『こっちにだって豊前君いるし！
　ほら手土産じゃ受け取れ！カントリィマァム！』

「せめてピーをつけんか！」

初めて見たけど仲がいいみたいだねぇ