検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:62,034 hit

#46 ページ46

『そういうわけで、早朝から申し訳ないけど
 クリームブリュレを作ります!』





朝五時、厨で料理が始まった

主の命で集まったのは

俺……へし切長谷部と

堀川国広と歌仙兼定、一期一振

四振りだ





「くりーむぶるれとは?主」


『西洋のお菓子なんだけプリンの上位互換的な感じ
 あと、クリームブリュレね』


「なるほど、ぷりんも雅なモノだったからね
 美しいモノなんだろう」


「美味しいんでしょうね、きっと兼さんも喜びます!
 くりーむ、ぶりぅ、ぶるれ」


「弟たちも喜ぶことでしょう
 くりーむぶりゅれ」


『唯一言えてるのいち兄だけなんだけど
 えーっと、まずはプリンを作ります』


「そう思って作っておいたモノがこちら!」





冷蔵庫から現れたのは恐らく人数分だと思われる数のぷりん

その数、六十一個

ちょうどこの本丸にいる人数分だ





『流石』


「まぁ、お陰でちょっと寝不足でね
 雅ではなく悪いが僕は寝させてもらうよ……火の扱いには気をつけるんだよ
 特に一期と長谷部」


「大丈夫ですよ、僕がいますから
 お任せください!」






火の扱いには気をつけろ

一期一振はまだ分からないことはないが何故俺なのだ

前の主のことなど気にしていたりしない






『えー……雅兼が寝てしまいましたので
 簡単な作業だけで終わりますね』


「何をするのですか?」


『固まってるプリンの上に砂糖をまぶして
 バーナーで焼く』


「ばーなー……と、言いますとあれですね
 火が恐ろしいほどの火力で出るやつですね」


『でもバーナーがないのでオーブンか何かで代用します
 噂によると電子レンジかトースターで出来るっぽい』






曖昧な御答をいただいた

だが、作業に取り掛かる

砂糖を数量まぶし

温めたでんしれんじ、とーすたーに入れて熱する

すると茶色になって甘い匂いが漂ってきた





「よい具合ですね、主さん」


『そうだね、よし
 私は皆に連絡してくるから、三人で協力して
 クリームをちょっとだけ飾り付けてね』


「お任せください」





厨を出て行かれた主

楽しそうな顔をしていました





「くりーむ、とやらはこれですかな
 堀川殿」


「そうですね、主さんはちょっとだけ飾り付けって言ってたので
 本当に少しだけ出して盛りましょう」


「少しなのか盛るのかどちらだ」


「飾り付けです」

#47→←#45



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫凪(プロフ) - ひろさん» 実際の本丸で書いておりますwほのぼのしています喜んでくれて嬉しいです! (2018年9月16日 5時) (レス) id: ffcf717f3c (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - 最近ブラック本丸系の似たような話ばかりを見かけていたので、こういうほのぼのするお話を書いてくださって嬉しいです!とても素敵なお話で続きが楽しみです! (2018年9月16日 0時) (レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫凪 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年9月4日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。