アイドルなウォヌくん

episode 24 -WN- ページ24

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行きはルンルンで来たはずなのに
Aちゃんから告げられてから

その場を動けない。



手を振り返してくれない所から
今日は何か違うなって感じてた。
…いつかは分かるって思ってた。



その前になんて思ってたけど
Aちゃんが先に知ってしまった。
これからもそばにいて欲しい、って言うつもりだった。



彼女が望んだことは
俺がアイドルを全うすること。


迷惑、なんて…。
確かに俺らはアイドルだし
その自覚をもって、行動しなければならない。



俺の最近の行動が軽率だということは分かってたけど、Aちゃんに会いたかったから。

準備とかで忙しい時に
こうやって来たのも会うため。


…俺、どうやってアイドルしてきたんだっけ。
Aちゃんと出会ってからは

彼女を糧にやってたような気がする…。

それがいけなかったんだなって
" アイドル " と " 一般人 " を改めて認識
した、、



立ち去ろうとすると呼び止められた。


YN「あの、ウォヌさん…」

Aちゃんがいつも話してくれてた人かな…。



「…なんでしょう？」


YN「あの子にまた、会いに来てください。」

「えっ、？拒絶されたのにですか？」


YN「だったら私がサイン会に連れていきます」


あの子のこと好きなんですよね？？
だったら、まず、その姿を生で見せてください。

彼女は人を思いやることを優先するんです。
ウォヌさんが無理矢理にでも、そばにいてあげてください。




って言って嵐のように去っていった。






…だけど、俺もAちゃんのことを思うと
一緒にいない方がいいんじゃないかって

辛い思いをさせることもないし…。









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