アイドルなウォヌくん

episode 12 ページ12

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ユイちゃんと推しについて話してたら
約束の夜10時。


…ドキドキするなぁ。
交換してすぐ、電話って、、、、




少し過ぎた頃にスマホが鳴った。

ユイちゃんは頑張って！
って言って出てったけど

何を頑張るの？





〔着信: ウォヌ〕


１回深呼吸して
スマホをタップした。



WN【 あ、もしもしAちゃん？】

「 …あっ、もしもし、
お仕事、お疲れ様です〜」



WN【ごめんね、少し遅れちゃった】


「全然大丈夫です！」


WN【ハハっ、そんな勢いよく言わなくても】



ツボったのか
ウォヌさんが笑ってるずっと。


「そんな笑わなくてもいいじゃないですか〜」


WN【ごめん、ごめん、
ところでさ、もっと言葉崩していいよ？
その方が話しやすいと思うよ。】




仲良くなったんだし。って。

韓国は日本より目上の人への言葉遣いに厳しいって聞いてたから。

ウォヌさんも年上だし、、。



WN【まー、すぐには無理だろうから
少しずつ慣れていこうね。】

「はい！」


ウォヌさんって冷たそうだけど
意外と温かい人。



ウォヌさんと色んなことについて話してたら

日本人だって名札を見て気付いたらしい。
韓国語、上手だねって褒められちゃった。



WN【なんで韓国に留学しようと思ったの？】

「将来的に、韓国で働きたいと思ったから…です」


WN【立派な夢だね。Aちゃんならきっと出来るよ。】


「…はい、頑張ります、
あとドラマを見て俳優さんが好きで
それもあります」


WN【…あっ、見るんだねドラマ。
その、アイドルとかも興味あるの？】


「アイドルですか？全くです。
名前も曲も知らないです〜。勧められるんですけど
音楽番組とかもあんまり、、」



WN【あー、そうなんだ。】



…なんかさっきより声のトーン上がった気がするけど気にしなくていいか。




ウォヌさんと夢中で話してたら
日付が変わろうとしてる。



「あの、ウォヌさん
そろそろ寝ませんか？」


WN【あっそっか。ごめんね、気付かなくて。
Aちゃん、明日バイト？】

「休みですけど…」

WN【明日俺も休みだから、本、見に行かない？】



「え、あ、行きます！」


WN【よかった。じゃあ後はトークで連絡するね。
遅くまでごめんね、おやすみ】

「おやすみなさい。」








…ウォヌさんとまた約束しちゃった！
よっしゃ〜、大学頑張れる。

明日もウォヌさんに会えると思うと
なんだか嬉しかった。









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