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20 らだお先生と如月さん ページ42

青井 side






来たる文化祭の日






成瀬「いくらAさんのためだからってそんな言い方するなんて…






鬼畜、悪魔、外道」






青井「おい、なんでタメ口なんだよお前」






成瀬「いや、あまりにもひどかったんで






一瞬こいつ中学生かなって思いましたよ」






青井「くっ…」






相談料として買ったたこ焼きを食べながら暴言を吐いてくる力二と一緒にいた






青井「お前に相談してるだけでも屈辱なのに」






成瀬「そんなこと言ってたらたこ焼きひとつじゃ足りなくなりますよ」






青井「…お前なら俺より女子生徒とのそういう経験多いんじゃねぇの?






校内1のモテ男さんよぉ」






成瀬「どこかの誰かさんと違ってまずは相手の気持ちを尊重しますよ、俺は






「好き」なんて言う時はたったの2文字でもそこに詰まってる思いは






そんな簡単に否定していいものじゃないと思いますし」






当然のように話す力二に少しムカついた






青井「…いやでもそのあとは?」






成瀬「気持ちは嬉しいけどいまは応えられない






卒業しても気持ちが変わらなかったらその時もう1回言ってほしいな






こうですよ」






青井「軽くね?」






成瀬「軽くないですよ、本当に気持ちが変わらずまた伝えてくれたら






その時は真剣に正しいと思える答えをします






立場だなんだって理由こじつけて相手を傷つけるような人より全然いいと思います」






青井「ぬぅっ…」






くっそ、力二が正しい分何も言い返せねぇ…






成瀬「でも、らだお先生の考えが間違いだとも思いません






生徒を思い時には嫌われるのも教師としての役目ですから






でもAさんが今までに1回でもらだお先生の立場が悪くなるような






そんな気持ちの押しつけをしましたか?






いつも先生としての立場を考えて好きでいてくれていたことを、






誰よりもあなたが先生であることを理解して






自分の好きよりも好きな人の大事なものを






壊さずにいてくれようとしてたことに気づいてますか?」






力二のその言葉に今までAが俺のためにしてくれていたことを思い出す






青井「そんなの、ずっと知ってるよ」






成瀬「じゃああとは簡単ですよね






ちなみに僕の解答らだお先生なら真似してもいいですよ」






青井「…絶対使わねぇ」






ご馳走様でした、とさわやかに去っていく力二を見て決心が着いた

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のえた。(プロフ) - 黒狐さん» わざわざありがとうございます! (3月25日 19時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 10話の次の話夢主ちゃんのところ🦀さんになってますよ〜細かくてすみません、今回も大好きな話になってて面白かったです! (3月25日 19時) (レス) @page19 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます🥹 (3月24日 1時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - あ、これ神だ、、、☆ (3月23日 21時) (レス) @page15 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます🥲💕頑張ります! (3月23日 15時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のえた。 | 作成日時:2024年3月18日 23時

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