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A side
席替えをした
1番後ろの窓際の席になった
今まではずっと1番前の扉側の席で
保健の時間は誰よりも早くらだおくんのことを見れる特別な席だった
いつもその席で眠そうに欠伸をしながら入ってくるらだおくんを見てた
放課後まっすぐ家に帰るようになった
今までこんな時間に家にいることなんてなかったから
何をしていいかわからず、ずっと勉強をしていた
保健の勉強も、らだおくんのためにしていた運動も
今はらだおくんのことばかりを考えてしまう気がして家では出来なかった
「如月さん飴食べる？」
A「いいの？やったー！」
「好きなの選んでいいよ〜」
(あ、れもん味がある)
A「…ありがとう、コレもらうね」
そう言いながらいちご味を手に取って、れもん味を選ばなくなった
らだおくんと過ごす時間はなくなったのに
らだおくんのことを心の中では避けているはずなのに
(もしかして私のことを少しでも気にかけて
悩んでたら申し訳ないな、なんて
自惚れだったなあ…)
前と同じように力二先生にからかわれるらだおくんを見てそう思う
気づいたらまた、らだおくんのことばかり考えてしまう
・
体育教官室に行かなくなって1ヶ月
校内は文化祭準備で慌ただしくなっていた
出店や出し物は2、3年の担当なので1年は校内の装飾や看板作りがメイン
A「私、廊下の方のお花つけてくるね」
「手伝おうか？」
A「大丈夫！」
(…正直このお祭りムードの中にいるのがつらいんだよね
まだそういう気分にはなれないなあ…)
扉を閉めて少しみんなに申し訳ないな、と考える
(えーと、テープテープ…)
椅子の上に乗って上を見ながら下にあるテープを手探りで探していると
椅子が傾いたのが分かった
「わっ…」
青井「あっぶねぇ…！」
「えっらだおくん」
青井「うわぁぁっ？！」
落ちたと思ったら、らだおくんが支えてくれていて
支えてくれたと思ったら支えきれずに後ろに2人で転んだ
青井「…生きてるか？」
「らだおくんこそ…」
かっこつけて片手で受け止めようとしたけど無理だったんでしょ、絶対
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のえた。(プロフ) - 黒狐さん» わざわざありがとうございます！ (3月25日 19時) (
レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - １０話の次の話夢主ちゃんのところ🦀さんになってますよ〜細かくてすみません、今回も大好きな話になってて面白かったです! (3月25日 19時) (レス) @page19 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます🥹 (3月24日 1時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - あ、これ神だ､､､☆ (3月23日 21時) (レス) @page15 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます🥲💕頑張ります！ (3月23日 15時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえた。 | 作成日時：2024年3月18日 23時
