・ ページ19
A side
｢それが聞けて安心しました
元気ならよかったです！｣
じゃあ帰ります、とバッグを肩に掛け直す
成瀬｢え？寄っていかなくていいの？｣
｢先客がいるみたいだし
邪魔になると悪いじゃないですか｣
そう言うと力二先生は心底驚いた顔をした
成瀬｢なんかAさんってらだお先生のこと好きな割にはあんまりこう…
グイグイいかないというかさっぱりしてるというか
こういう言い方もあれだけどさ
らだお先生にアピールするにしろ
どこかちゃんと一線引いてるなって
先生に恋する子の中では珍しいタイプだよね
俺の周りは先生と生徒とか立場に関係なく
｢気持ちに答えて！｣って子が多いから｣
みんな、禁断の恋したがるんだよ、と困り顔の力二先生
さすがモテ男だな
｢そう言われればそうですね
私の場合は生徒と教師で恋愛沙汰なんか起こして
これ以上らだおくんをダメ人間にする訳には行かないと思っていますので
らだおくんは私が守ります｣
そう言いながら意気込んだ
成瀬｢きみは本当にしっかりしているのか
ちゃっかりしているのか…｣
自分で言うのもなんだけど多分ちゃっかりしてます
｢まあ、自分に言い聞かせてる部分もあるんですけどね
当たり前だけど好きな人の人生を
私の都合で壊したくないので
私、先生のらだおくんが好きなんです
だから振り向いてくれなくていいんです
今は私だけが好きでいれたら幸せです｣
目をつぶり先生をしているいつものらだおくんを思い浮かべる
成瀬｢……そっかぁ
いい生徒を持ったなぁらだお先生｣
｢自慢の先生なので｣
・
その頃体育教官室
青井｢はっっっっくしょんっ｣
｢らだおくん風邪〜？｣
｢俺もう書くの終わったよ〜｣
ミンドリー先生への反省文を書くらだおくん＆生徒2人
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» わざわざありがとうございます！ (3月25日 19時) (
レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - １０話の次の話夢主ちゃんのところ🦀さんになってますよ〜細かくてすみません、今回も大好きな話になってて面白かったです! (3月25日 19時) (レス) @page19 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 人間さん» ありがとうございます🥹 (3月24日 1時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - あ、これ神だ､､､☆ (3月23日 21時) (レス) @page15 id: 89c49f19f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 黒狐さん» ありがとうございます🥲💕頑張ります！ (3月23日 15時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のえた。 | 作成日時：2024年3月18日 23時
