2 特殊 ページ3
Aside
あれから匠くんはレギオンまで送ってくれて、不安になってる私を見兼ねて昼休憩になったら電話すると言ってくれた。
匠くんはあぁ見えて、とっても優しいからその優しさがとっても嬉しかった。
「君、どうしたでやんすか？」
匠くんとばいばいして、ホットドッグ屋さんをはじめるための屋台ってどこ行けばいいんだっけ…とスマホで確認していたら、そう声をかけられた。
彼は、デ ヤンスさんというらしい。
「こんにちはデ ヤンスでやんすよ〜！」
にこにこ笑顔で自己紹介をしてくれたデ ヤンスさんとはすぐ仲良くなって連絡先を交換した。
ホットドッグを売っているらしく、色々なことを教えてくれてここで一緒にホットドッグを売って一緒にホットドッグ業界を盛り上げていこうという話をした。
デ ヤンスさんはたくさんの人に慕われていることは今日横にいるだけで分かった。
「デ ヤンスこんな可愛い女の子どこで拾ってきたの〜？！」
「うちの看板娘でやんすよ！
今日からうちで働いてくれることになったでやんす！」
「如月Aです！よろしくお願いします！」
デ ヤンスさんがお客さんが来る度に紹介してくれたおかげで家族と、匠くんと匠くん家族以外の名前がなかったスマホにたくさんの人の連絡先が増えていった。
「そろそろお昼休憩してきていいでやんすよ〜！」
そう言ってくれたデ ヤンスさんの言葉に甘えて私は休憩させてもらうことにした。
電話の音がなり、スマホを確認すると匠くんからだと分かり電話をとった。
「Aか？今、休憩してもいいと言われたから迎えに行っても大丈夫か？」
「匠くんお疲れ様！私も今休憩入ったから迎えに来て欲しいです！」
匠くんが私の名前を呼ぶなり、匠くんの後ろで色んな人が騒いでるのが聞こえたと思うと、少し遠くなったのでちょっと離れたんだなとおもった。
警察の人たち楽しそうな人達がたくさんいてよかった！
匠くんも楽しくできてるかなあ
そんなことを考えながら待っていると、前を警察車両が1台止まった。
「すまねぇ、待たせたか？」
「ううん！警察楽しくできてる？」
「あぁー、まぁめんどくせぇ先輩もいるが楽しいぞ」
悪態をつく匠くんはどこか楽しそうでさっきの心配なんていらなかったなと安心した。
「Aちゃんその人彼氏でやんすか？！」
2人で少し話しているとデ ヤンスさんがびっくりしたように話しかけてきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のえた。 | 作成日時：2024年3月7日 2時
