太陽と共に (ページ48)

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"今日は遅くまでありがとうございました！
おやすみなさい"

トークの1番上にいる"kim kai"の名前。
見るたびにドキドキしてしまって、
なんて返信しようと考えていたらいつのまにか
1時間経ってしまっていた。

1時間悩んだ末に

"こちらこそ、ありがとうございました。
おやすみなさい"

それしか送れなかった私は
可愛く連絡を返せるようなスキルが欲しいと思った。

ジョンインさんからはその後の連絡は来なかった。

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次の日、ユナちゃんの異動が早々決まった。

「…先輩ごめんなさい」

そう最後に言ってきたユナちゃんは
きっと悪い子じゃない…はず。

そこから上司に呼ばれた私は
来月EXOがカムバックがする事、
更に忙しくなる事を聞いた。

そして今までは私がSM社に行って彼等と仕事してたけど、
きっとその時間が上手く取れなくなるだろう、
という事で彼等がデザインしたデータを
パソコン上でマネージャーさん達とやりとるする形に
変わる事を知った。

「…わかりました」

そう言って上司の部屋を出た私は
絶対に感情が顔に出てるだろう。

…多分ユナちゃんの事もあったから
尚更なんだろうな、

ジョンインさんに会える機会が
もう無いと知ってショックを隠し切れなかった。

連絡先を交換しただけ希望はあるか…

そう思うけど私から連絡するなんて勇気がいる…

その日の仕事は全然身に入らなかった。