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「まだわからないです…
EXOさんのスケジュール次第、ですかね…」
私が言うとそうですか…と言って窓の外を見た。
私達をずっと見ていたチャニョルさんは
「今日はなんで2人で…？」
そう聞いてきた。
確かに、不思議だろう。
今までメンバーの中でも特に関わりのなかった私達。
それが急に夜中に2人でいるのだから。
「今日打ち合わせでAさん来ててトラブって。
それでわざわざ謝りに来てくれた。」
チャニョルさんはこの時間まで？と
不思議そうにジョンインさんに聞いた。
「そうだけど…」
ほんとかよ〜とニヤニヤしだしたチャニョルさん。
「……もしかして俺って邪魔？」
そう言ったセフンさんに
どう考えでも邪魔だろ！なんてベッキョンさんが言うから
私は恥ずかしくなって俯いた。
「ねえ…別になにもないから！」
そう必死に否定したジョンインさんに
少し傷つく自分がいた。
チャニョルさんはふーんなんて
何か言いたげだったけど
前に向き直ってベッキョンさんと喋っていた。
そうだよね、
期待しちゃいけない。
彼はアイドルなんだから。
ジョンインさんは誰にでも優しい、
だから私にもこうしてくれる。それだけだ。
なぜか私とジョンインさんの間には
少し気まずい雰囲気が流れて…
たまに気を使って話しかけてくれる
セフンさんが唯一の救いだった。
「あ、ここです！」
やっと着いた…
チャニョルさんの発言から時間が長く感じた…
なんかすごく疲れた気がした。
「Aちゃん、良いところ住んでるね…！」
そうベッキョンさんが言うのも、
このマンションはジョングクが選んだ。
"ヌナは一人暮らしだし、俺も行くから"
そう言ってセキュリティもばっちりで
駅近のマンションを選んできた。
「…仕事頑張ってるんで…笑
助かりました、ありがとうございました…！」
左にいるジョンインさんが扉を開けて外に出る。
私も降りて外でもう一回お礼を言った。
「すいません、帰りまで…
ありがとうございました！」
「いえ…こちらこそ。おやすみなさい」
そう言ったジョンインさんが車に乗り込んだのを見て
私は頭を下げてマンションの入り口に入った。
エントランスに入りオートロックを解除していた時。
「……Aさん！」
前にもこんなことあったな…
振り返ると今私の頭の中でいっぱいな人。
「…ジョンインさん」
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作者名：jina | 作成日時：2020年9月6日 0時
