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「え、今からですか？」
仕事中上司から言われたのが
一部のメンバーだけ急遽スケジュールが変更になって
半日空きが出来たから、
SM社に向かってくれ、とのことだった。
丸々半日空くなんて、彼等からしたら
滅多に無いだろう。
私は支度をしてSM社に向かった。
仕事だけど、足取りは重くない。
彼等に会えるのが純粋に楽しみだった。
「こんにちはー！！」
いつもの部屋に入るとベッキョンさんが
大きな声で挨拶してくれた。
今日居たメンバーは
ベッキョンさん チャニョルさん セフンさん
カイさんだった。
カイさんもいる…
相変わらず眠そうにしていて
少し悪い気がした。
「こんにちは、半日オフなのに申し訳ないです」
大丈夫！って言ってくれるベッキョンさんは
本当に明るくて良い人…
仕事と言ってもデザインを考えてもらって
何か聞かれたら私が答えてアドバイスするだけだから、
基本的には自由。
この前よりかは真剣に考えている彼等に
私は邪魔をしないようにノートパソコンを開いて
自分の仕事を始めた。
カイさん、今日は起きてるな…
そして時間が少したって
チャニョルさんとベッキョンさんが
ヒソヒソと喋り始めたなーと思った時。
「きゅうけーい！」
そう大きい声で言ったベッキョンさん。
まあこの前の状況を見る限り
今日は頑張ってる方か…
そう思って頷くとお喋りな2人の
雑談タイムが始まった。
「ヒョン達、うるさいですよね」
そういって私にコーヒーを差し出してきたセフンさん。
ありがとうございます、とお礼を言うと
年上だし敬語じゃなくて良いですよ、そう言った。
これは絶対ヌナキラーだ…
その後雑談しながらも進めて貰って
確認をしたら中々良い風に進んでいた。
窓の外を見るともう暗くなっていて、
今日はこの辺まで、と言おうとした時。
「腹減った。」
今日初めて声を聞いた…
それを言ったのはカイさんだった。
それなら尚更この辺で終わりにしなきゃ…
「よし、たまには食べいくかー」
「賛成！」
そう話すメンバーに
私はじゃあ今日はこの辺で、そう言って
パソコンを閉じた。
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作者名：jina | 作成日時：2020年9月6日 0時
